中学 近況報告

プレイフル・ラーニング

 工学院大学附属中学校では、2013年度よりハイブリッドクラスを開設し様々な改革を進めてきました。これまでは「読み書きそろばん」中心の受験勉強をして大学に入れば「幸せ」な人生を送ることができるという高度経済成長期に作られた神話がありました。しかし、21世紀は知識基盤社会と呼ばれ、単なる知識だけではなく、リーダーシップやコミュニケーション能力といったコンピテンシー(能力)や「やり抜く力」といった性格も非常に重要視されるようになっております。本学では早くから他校に先駆けてこのような最先端教育を充実させていく努力を積み重ねており、幸いにも工学院のDNAには「ものづくり」の精神が宿っており、学園中のリソースを集結させることで他校ではかなわない教育がなされています。生徒らが学校での学びを「楽しい」と感じるような教育環境を整えることができるよう教職員挙げて日々努めております。

 近況報告として、中学1年生は初めての文化祭を経験いたしました。各クラスで取り組んだ社会課題をポスターで発表するだけでなく、そこに動画や写真のメタデータを埋め込み、拡張現実とよばれるCG技術を使いながら素晴らしい展示を実施しました。中学2年生はCAS(Creativity, Activity, Service)と呼ばれる社会問題について考える研修を実施しました。中学生の頃から社会問題について関心を持ち、学校での学びを通じて自分がこの社会に対してどのように貢献できるのか考える良い機会になったと思います。そして、文化祭ではそれぞれの研修の成果を英語で発表しました。中学3年生はオーストラリア研修旅行を無事に終えました。3週間にもおよぶホームステイと現地での学校生活を通じて、異文化理解の大切さを理解し、目の前に広がる世界について心躍らせました。

 中学という多感な時期に様々な学びを経験することは生徒達にとって非常に大切です。普段の授業でも社会問題やグローバル社会の課題について考え、常に問題意識を持ち、溢れる情報の中で冷静に本質を掴み取る力を身に付けてほしいと願っています。