高校での学びを活かし、夢へ

小野 鈴華 (2022年 普通科卒)

現在、私は日本歯科大学生命歯学部に通学しています。高校時代、旧サイエンスコースのクラスに在籍していました。サイエンスコースでは、理系科目を重点的に学ぶことができ、理系大学への進学を考える上でとても意味のあるクラスでした。私は特に生物の授業が好きでした。もちろん座学で興味深い知識を得るのも楽しかったですが、実験を通して植物や生き物の構造や仕組みなどを勉強したことがとても楽しかったです。

部活は自動車部に所属し、ガソリン1Lで何㎞走れるかを競う『ホンダエコマイレッジチャレンジ』の全国大会ではドライバーを務めました。高校2年生になったころにちょうど新型コロナウイルスが流行したため、約2年間部活動が制限されました。結局、ホンダエコマイレッジチャレンジに出場することが出来たのは高校1年時の1度きりとなってしまいました。しかし、高校3年生の夏に工学院大学の濱根先生、大学生の方々からサポートを受けながら鈴鹿サーキットで行われたソーラーカーレース5時間耐久戦に出場することができました。大学受験が目前に迫っていましたが、高校生活に悔いを残したくないと思い、ドライバーの一人として出場しました。先生方・学生の皆様と部員の皆のおかげで無事完走し一生の思い出にすることができました。仲間と協力できたことが一番良かったと思っています。

また生徒会にも在籍しました。生徒会では書記を務め、外部の活動に参加することで、知見を広げることができました。様々な学校の生徒会員とオンラインでこれからの生徒会の活動や在り方について議論するという機会があり、多様な意見を尊重しようと思えたきっかけでした。部活動だけでなく生徒会にも所属してよかったと思っています。

私は今、歯科医師になるという目標のために歯学部に通い、歯の健康を専門に勉強をしています。大学では実習の授業が多く、実践的な勉強ができるので歯科医師になりたいというモチベーションの支えになっています。授業やテストが多いので高校生活より忙しいです。部活動は、大学生になってから何か新しいことを始めようと思い硬式庭球部に入部しました。学業との両立を図れるよう、部活中はテニスに、授業中は勉強に集中することを意識しています。また、全国の歯学部が参加する硬式テニスの大会では先輩方や同期・後輩たちと団結して、優勝を果たすなど新しい思い出を作ることができており、楽しい学生生活が送れています。

高校時代に培った学習方法や技術、知識を大学生活で活かせていることは、工学院大学附属高校に通ってよかったと思える部分です。また、高校生のうちから興味のある学問を突き詰められたことで、大学の授業でその経験が支えになっています。サイエンスコースで勉強していてよかったと思います。これからも高校時代の経験を活かし、社会に貢献できる歯科医師を目指して頑張って行こうと思います。

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