面手瑛理香(2023年 普通科卒)
在学中はインターナショナルコースに在籍していました。高校卒業後は、立教大学法学部国際ビジネス法学科グローバルコースに進学しました。このコースはその特徴として、4年間を通して英語で開講されている授業のみの履修で卒業が可能です。契約法やアメリカ企業法をはじめとする法律だけではなく、交渉術や仲裁などについても、すべて英語で学ぶことができる講義があるため、ビジネスにおける実践的な視野も広げることができます。
まだ開設3年目で、定員数も少ない小規模なコースですが、その分教授との距離が近く、どの先生方も細やかにサポートしてくださるので、とても学びやすい環境であることを日々実感しています。最も印象的だった「Legal Writing」の授業では、三段論法を取り入れた合計3000ワード(A4ワード文書約12ページ相当)越えのエッセーを英語で執筆しました。内容が高度で挑戦的な授業でしたが、この期間を通じて法律の知識を深めるだけでなく、精神的にも大きく成長することができました。サークルは学園祭実行委員会に参加し、協賛金や協賛物品を募るために企業に対してメールや電話でやり取りを行い、商談を担当する部門に所属しています。2024年度には、一部の企画において広報班長を務め、企画SNSの運営を行いました。
9月からは、派遣留学制度を利用してイギリスのアベリストウィス大学に長期留学をしています。こちらでは国際政治を学んでいます。これまで学んできた法律と国際的な事象を結びつけて多角的な視点から物事を分析することが可能なため、国際政治を学ぶことで、より深い学びを得ることができています。また、日々の授業で求められる言語力の高さに苦戦しつつも、ほかの留学生とともに切磋琢磨して課題に取り組んだり、交流を通じて文化や生活スタイル、国民性といった多種多様な違いを知ることができたりと、充実した生活を送っています。留学だからこそ得られる貴重な経験を通じて広い知見を得て、将来は国際社会という舞台で活かせるように努めていきたいです。